天守およびそれを取り巻く城郭跡は重要な文化遺産であるだけでなく、新しい町づくりの核施設のひとつとして、あるいは重要な観光資源としての役割も大きくなっています。
こうしたことから城郭の中心となる天守閣などの建造物の復元のみならず、その礎となる城郭・石垣の現状をできるだけ正確に把握し、必要な修復・保全をすることも重要な事業となっています。
石垣は一見しっかりと積まれている様に見えても、何世紀もの時代を経て少しずつゆるみや破損が生じ、不安定な状態になっているものも少なくありません。
天守閣同様、重要な文化財である城郭・石垣のこのような現状を把握し、その調査報告書や台帳としてまとめるためには、散在する文章情報、図版、写真など膨大な量の資料整理作業が必要になります。
これらの情報をスマートに一元管理し、さらに的確な修復計画策定の素材としての利用、修復後の情報更新、台帳印刷など多岐にわたって活用できるデジタル台帳システムがこの「城郭デジタルノート」です。
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